「天国までの百マイル」
浅田次郎 著 「天国までの百マイル」読了。
★★★★★★★☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
バブル崩壊で会社も金も失い、妻子とも別れたろくでなしの中年男城所安男。
心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるというサン・マルコ病院めざし、
奇跡を信じて百マイルをひたすらに駆ける―親子の切ない情愛、男女の哀しい恋模様を描く、感動の物語。
今さら、とか言われそうだけど、どうしても読んでみたくなって購入。
浅田次郎の本は、会社のくたびれたオジサンに超薦められていたけど初めて読んだ。
結局しかしそのくたびれたオジサンが力説した通り、
涙なしには読めなかったね。
マックで小学生に囲まれながら涙しました・・・(30歳 会社員)
今までそんなに本読んで泣く方ではなかったのに、
なんか最近立て続けに泣ける本に出会っている。
ただ単に歳のせい(と季節のせい)か・・・?
それにしても
完全などん底の生活から抜け出していく上向きの明るさとか、
その過程でめぐり合うヒトビトの優しさ、強さ、
お金がなくなって初めて気づく大切なこと、
心に響きます。
もうドクター・ソガが出てくるところの演出とか、
まじ泣ける。
確かにこの小説を「軽い」「やりすぎ」と言う人もいると思うけど、
とにかく読んだあとは心が優しさに包まれるハズ。
オススメ。
そうそう、読んだ後2000年に映画化された時のキャスト調べてみたけど、
マリ役が大竹しのぶはないでしょう〜。もっと巨大じゃないと!
曽我先生が柄本明もかなり違う気がするけど。
一番納得いったのは英子役羽田美智子くらいかな・・・
見ない方がいい?
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (70件) を見る