「僕はラジオ」

最近TAUTAYAに「発掘良品」というコーナーがある。
映画通がはまったという100作品を推薦しているんだけど、
ここの中から借りました。


発掘良品についてはこちら。
http://www.tsutaya.co.jp/movie/ms/t-hr/index.html


とある田舎町にある高校のアメフト部のコーチが、
いつもグランドの周りをうろうろしている知能に障害を持つ黒人の少年に興味を持ち、
チームのサポーターとして迎え入れる。
ラジオと呼ばれたその少年の純粋さ、明るさがやがて色々な人に影響を与えていく−


という実話を元にした感動作。


とにかくこの元になった実話がすごくて、
なかなか信じられるものではない。
1人の人間、しかも障害を抱えた人間の人生を引き受ける、
というこのコーチの覚悟と信念に心底驚かされた。


そして何より、主演のキューバ・グッディングJrの演技がハンパじゃない。
トム・クルーズの「ザ・エージェント(Jerry Maguire)」での
アメフト選手の役もものすごい良かったけど、
とても同一人物とは思えないような完璧な演技を見せている。
他の作品もぜひ観てみたい。


若干「幸せの隠れ場所」とかぶってしまったけど、
でも世界にはこういう実話がいくつもあるのだということが
本当にすばらしい。


「ウォール街」。

1987年の「ウォール街」を観た。昔観た時は自分が子供で分からなかったけど、ブラックマンデーやバブルの前にこんな警鐘があったことに驚いた。ただ、当時の観客は逆にゲッコーに憧れ、投資銀行が就職先の人気企業になっちゃったらしいけどw。

確かにゲッコーを演じたマイケル・ダグラス、今見てもかっこよかった。

チャーリーの父親役がチャーリーにもエミリオにも良く似てるばぁと思ったら実父だったんだね。

この映画にはいろいろな良いセリフや、教訓があったけど、

I create nothing, I own.

って言葉がまさに資本主義の極致というところをシンプルに言い表していて良かった。


 「脂肪の爆弾」上陸。


今朝の日経に出ていたが、8月に話題になったバーキンの「脂肪の爆弾」が
ついに来月日本に上陸するとのこと。


正式には「NYピザバーガー」だけど、ただでさえバーガーがデカイ
バーキンでも過去最大の大きさ。
直径22cm、なんと1つで2530kcal!!w


CBSでは「脂肪の爆弾」と表現しているとか。


11月17日から予約受付開始、12月8日から販売開始。
1個1680円とのこと。


実際に食べれるのが楽しみです。


 ノート。


いつもノートPC持ち歩いて、
iPhone4+Bluetoothキーボードも導入して、
Evernoteも活用しているけど、
やっぱり考えの整理にはある程度の大きさの紙とペンが良かったりする。


でも書いた内容をデジタルで保存しておきたい。


いい方法ないだろうか?



まず最初に検討したのが、


そのへんに転がってるコピー用紙を使って
書いた内容をデジタル化できるツール。


これは専用のペンと小型の読み取り装置を利用するもので
ぺんてるairpenとMVPenテクノロジーズのMVPenが有名。


ぺんてるairpen mini

ぺんてる 手のひらサイズのコンパクトデジタルペン airpenMINI

ぺんてる 手のひらサイズのコンパクトデジタルペン airpenMINI


MVPen


なかなか良さそうだけどいちいち装置をセットするのが面倒くさいし
持ち歩く物がさらに増えそう・・・


次に考えたのがワコムに代表されるいわゆるタブレット端末。
こちらはもともと描画メインのため、無駄に性能が良く値段が高い。
ビジネス向けとしてはPRINCETONのPTB-DIP1というモデルが良いらしい。
これなら8000円程度。


プリンストンテクノロジー デジタルインクパッド PTB-DIP1

プリンストンテクノロジー デジタルインクパッド PTB-DIP1


ただタブレット系は重い・・・


PC、AC電源、iPhone用キーボード、書類、等々でもはや手持ちのバッグは限界。
できれば背負いたい、いや転がしたいくらいな現状。


それにたかがノートにこれだけのお金を払うべきなのか・・・。
そんな使うのか・・・。




ブギーボードにデータ記録もしくはデータ転送の機能があれば完璧だったんだけど。




んじゃ昔流行ったリーガルペーパーはどうか、と。


これは安いのはいいけど分厚い上に革のホルダーが超重そう・・・


うーん、なかなかちょうどいいのがない。


で、最後に行き着いたのが
ロディアRhodia)やニーモシネなんかの切り離せるノート。
切り離すとA4やB5ぴったりで、スキャンして保存するスタイル。


ロディアのオレンジに惹かれたけど
ニーモシネなら専用の軽いホルダーが付いて1000円未満。


調べてみると文具大賞も取ってたりして評判が良い。



というわけで、結局伊東屋にてニーモシネのA5判ノートパッドホルダーセットと
消せるボールペン、パイロットのフリクション・ノックを買いました。


書き心地も良くて大満足です。


オヌヌメ


A5 ニーモシネ ノートパッド&ホルダー HN188

A5 ニーモシネ ノートパッド&ホルダー HN188

手持ちの株がTOB対象になったバヤイ。


そんなヤバイバヤイになったので調べてみた。
備忘録。


通常、TOBが表明された場合、
1.TOBに応募する
2・市場で売却する
3.TOBに応募しない、
等の選択抜があります。


1.まずTOBに応募する場合ですが、
通常は応募の受付を行う証券会社が指定されている場合がほとんど。
対象の株が指定されている証券会社で管理されている場合、
その証券会社に対しTOB申込書を提出する事で手続きは完了。
しかし、他の証券会社で株を管理している場合は、
まず株式をその証券会社の口座に移管する必要がある。
もしその証券会社に口座を持っていない場合には
証券口座開設を行う所から開始する必要がある。
口座の開設依頼を出すと同時に、
現在使用中の証券会社から株式移管申請を取り寄せ、
移管申請書が届いたら該当銘柄名、株数、移管先の証券会社、
移管先口座番号を書き込み、現在使用中の証券会社に
返送する事で到着後1週間程(月末はもう少し掛かる場合がある)
で該当銘柄移管先の証券会社の口座に株式が移管される。
この移管手続きを待っている間に、
応募受付をする証券会社にTOB申込書の請求を行い、
申し込み銘柄名、株数、売却代金の振り込み方法を記述しておき、
証券が無事に移管されたタイミングで応募受付をする證券に対し
TOB申込書を返送。
 すると、TOB期日が終了した時点から数えて
1〜2週間後には指定した方法で売却代金が支払われる。
このとき通常なら発生する株式の売却手数料は発生しない。

TOBに応募する場合は上記の様な手続きが必要になるため、
TOB期日(締め切り)まで1ヶ月位あったとしても
口座開設などの時間を含めるとかなり日数が掛かるので
応募の意思がある場合は速やかに手続きを行うべき。


2.しかし、こんな面倒な事はしたくない、
わざわざ口座を増やしたく無い、
と言う場合は通常通り市場で売却するのもありとのこと。
ただし市場で売却する場合、余程空売りが積みあがっている
銘柄でもない限りTOB価格より若干安い価格でしか売れない
と思いますし、株式の売却手数料も当然掛かるもよう。


3.最後にTOBに応じないケース。
TOB後も上場が維持される場合は特に何もしなくても
TOB終了後も自分の口座には株は残るので特になにも変わらない。

ただしTOB対象の会社がTOB後に上場廃止の意向の場合(今回)、
上場廃止になると一般の市場では株式の売買が出来きないので
買収先の企業に株式買取請求を行わないと
株の売却をする事ができなくなる。
ただし、上場廃止と同時に株式の100%取得を表明している
場合は上場廃止のタイミングで持ち株が強制的に買いとられ
売却代金が支払われる。

良心的な企業であればTOB価格と同等の価格で買い取られる事が多いが、株式買取請求や上場廃止時の強制買取ではTOB価格より大幅に安い価格でしか買い取ってもらえない可能性も0ではないので一定のリスクはある。


とのこと。


はーーーーせつない。

百田 尚樹 著 「永遠の0」読了。

★★★★★★★★★☆


今年読んだ中で最高の小説でした。


内容(「BOOK」データベースより)

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。
天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、
一つの謎が浮かんでくる―。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。


2005年に読んだ「男たちの大和」での戦艦大和
http://d.hatena.ne.jp/gougejp/20050617/1285634148


2006年に読んだ「出口のない海」での人間魚雷回天
http://d.hatena.ne.jp/gougejp/20060721/p1


そしてこの「永遠の0」での特攻隊。


ほんとに知るたびにどうしようもないくらい悲しくなる戦争の悲劇。


どれも共通しているのは、
現場の人間は真剣に、純粋に、仲間のために戦い、
指令本部(大本営)や一部のエリート達の、
保身や無知による身勝手な作戦のために殺された、というところか。


これらの本を読む前は、
「特攻」の意義や特攻に志願する人の気持ちなんて全く理解できなかったけど、
今は時代背景も含め、どうして特攻で飛んで行かなければならなかったのか、
よくわかる気がする。


この「永遠の0」では、
アメリカと日本のリーダーの違い、
責任の取り方の違い、
戦員、現場を大事にするかどうかの違い、
それらの違いにも焦点を当てていてとても興味深い。


そして、特に面白かったのが
日本とアメリカにとっての戦争を
将棋と碁に例えたあたりだろうか。


日本は将棋、そして戦国時代の戦争のまま、
敵の大将を取れば勝ち、だと考えていた。
という点。


日本が無謀な戦争を始めた理由はここにもあるのかもしれない。


まぁちょっとアメリカを持ち上げすぎてる感もあるけど・・・



そしてもう1つ、新聞、マスコミの「煽り」。


戦前は弱気な政府を叩き、軍国、愛国主義、戦争に煽りたて、
戦争が終わった途端にGHQ万歳、民主主義至上主義、
国のために戦った兵隊を戦犯だとこき下ろした、と。


これも日本を暴走させた1つの要因なのかもしれない。



こういう
リーダー、一部のエリートが保身しか考えず責任を取らず、
現場を駒のように扱い、ろくな成果を出さない、
とか、
マスコミの煽りとか、
今の政治を見ていると全く変わってないように思えてしまう。


尖閣関連の報道なんて見ていると、
少し恐ろしくなってしまう。



とにかく、
この本は特攻という悲劇を、
生き残った人々から聞く祖父という1人の人間を通して
(この人間がまたとんでもなく魅力的なのだが)
とてもわかりやすく、そして感動的に伝えている。
そして圧倒的なラスト。
小説としての面白さも忘れていない。


こんなに辛い出来事なのに、
一気に読みきってしまうのはこの筆者の力としか思えない。


しかも、これがデビュー作とのこと・・・



すごい。



今年読んだ中で一番感動した小説。


オススメです。

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

誕生日を前にして。


昨日久しぶりに親父に会ったところ、
面白いDVDが手に入ったから観てみるか?とのこと。


聞くと、40年前に親父がいた会社で作った企業PR映画。
現副社長がたまたま見つけ、親父に送ってきてくれたんだとか。


当時トップセラーだった親父がメインで出演してるとのことで観てみたw



当時の風景があまりに古いことにも驚いたが、
親父が若いのにも驚いた。


その頃の彼はまだ23歳。
うちにはビデオカメラなんてものはなかったので、
そんなに若い親父が動いてるのを見るのは初めて。


まだ俺が生まれるどころか結婚すらしておらず、
なんだか希望と若さに輝いていた。


PR映画なのにかなりリアルな商談や社内風景も写っていて、
若い親父が1営業として早朝深夜社内で打ち合わせしたり、
お客さんの部長さんとかとシステムのセリングなんかしてる見ちゃうと、
親父にも俺と同じような時代があったんだなぁ、と感慨深くなる。


ケビン・コスナーフィールド・オブ・ドリームスという映画の
とても好きなシーンに、


若き日の父親にケビン・コスナーが出会うシーンがあるんだけど、


まさにそれに近い経験ができたのかもしれない。


自分が歳食った時に、子供に見せれる(まともな)ビデオはあるだろうか・・・


撮っておくべきですねコレは。



それにしても何より驚いたのは、
親父の若い頃とと俺があまりに似てない・・・。


この歳になって、
「まさか俺は本当の子供じゃないんじゃ・・・」
なんて思うとは思わなかったw