「世界最速のF1タイヤ」


浜島 裕英 著 「世界最速のF1タイヤ」 読了。
★★★★★☆☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

失敗は開発のチャンス―。国際舞台での敗戦がつづくなか、
敗因の分析からすべては始まった。F2、DTMインディ500と経験を重ね、
ついに最高峰の F1に参戦。そして、強大な宿敵ミシュランに圧勝し、
二十年前に喫した惨敗の屈辱を晴らす。タイヤ開発の苦闘、過酷なレースの内幕、
F1の経済学、M. シューマッハーの素顔など、日本人エンジニアが描くモータースポーツの世界。


ブリジストンモータースポーツ部門の技術責任者の人のオハナシ。


モータースポーツに関わるエンジニアとして
F1に携わることができるなんてほんとうらやましい限り。


F1とタイヤにまつわるいろんな話が盛り込まれていてなかなか面白い。


たとえばF1にとってタイヤがいかに重要なのか、とか、
(タイヤの性能でラップタイムが1.5秒違う)


ガソリンが10キロ減るとラップタイムが0.3秒縮まる、とか、


F1のウイングだけで300万円、とか、


いかにレース用のタイヤがスゴイ勢いで開発されてるのか、とか。



でも一番面白かったのはシューマッハのスゴさ。
いかに他のドライバーと違うのか、というところを
レースに関わるエンジニアの視点から描いていて、すごく興味深かった。



F1が好きなら一読を。


しかしこの厚さで680円は高すぎ・・・( ̄ー ̄;


世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い (新潮新書)

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