おつかれ。

白い巨塔」第5巻 読了。

いやぁ結構ラストぐっときた。
もう京王線に乗ってた俺の頭の中ではアメイジング・グレイスが大音響でなりひびいてた。

しかし本とか映画とかって、見る人ってより見る人の立場でもほんと捉え方が違うと思った。
この本、大学生の時に読んでたら、今と全然違うね。絶対今の感想はないね。
あと中小企業とかにいたらまた違うだろうし。(たぶん財前憎むね。)
弁護士だったらまたチガウよね。
うちの会社はハゲしく巨塔よりだね。


でも重要なのは価値観とバランスだと思った。
価値観を守りつつ、人の価値観ともバランスとらないと。

たぶんこれ読んだ人って殆ど財前でも里見でもないでしょ?
どっちよりっつうのはあってもどっちもやりすぎだなって思ったでしょ。
どっちかっつうと柳原でしょ。


この本、当初は1,2,3巻だけで、4,5は後から書いたらしい。
1,2,3巻だけだと、結構やるせない話だなぁ。
4,5があって救われたっぽい。

最後の方で財前が、患者として入院することで患者の気持ちを悟る、みたいなとこがあったけど、ああいうの。
ウィリアム・ハートが主演してた「ドクター」とかもそんな感じだったような。


でもやっぱ医者モノのドラマといえば衛星とかでやってた「E・R」が好きだ。
マイケル・クライトン原作だけあって、スピード感とかすごかった。

といいつつ、実は一番は「病院へいこう」だ。
キョンキョンかわいかった。

96年アメリカの「心の指紋」はいいらしいので、絶対見る。


しかし日本の外科医ってなんかみんなガタイいいよね。