週末の疲れがどっと来ております。
鈴木 光司 著 「シーズ・ザ・デイ(下)」読了。
本ってやっぱいいね。
忙しくても電車の中だけは物語の世界に入れこめるからね。
で、この本、
奥さんと離婚した中年の男が、ヨットを手に入れてから
人生を見つめ直す、みたいな話。
ヨットつながり。
下巻まで読み終えて思ったこと。
どっかの書評で、「もったいぶったわりにはたいしたことない。」
って書いてあったけど、
正解。
いろいろ伏線も張ってあって、謎があるんだけど、全部読めちゃうの。
「あー、これこうなんじゃないかなぁ〜」
と思ったことが、全部正解しちゃうの。
全部裏切って欲しいんだけど・・・。
でもね、そういうの全部とっぱらっても、
物語としてはまぁ面白かった。
どこがヨカッタかっていうと、
ヨットについての知識がよりついて、よりヨットに興味湧いちゃったこと。
「ヨットっていいなぁ〜」
って素直に思える。
ヨットっていうと、金持ちのクルーザーを思いついちゃって、
あんなのエンジン走ってるだけじゃん、って思ってた。
オレ基本的に、海の上をエンジンで走るものキライなのね。
ジェットスキーとかね。
どう考えてもエンジンで走るなら道の上の方がオモシロイでしょ?
海なんて上をエンジンで走っても何もないし。
でもヨットってそうじゃないんだって、認識した。
それから、海洋冒険モノとして見れば、風景がきれいに浮かんで、
なんか南の島の回りを旅してるような。
夏向け。
やっぱ本もTPO。
っつうことで、今は海洋冒険モノの季節なのかも。
で、「十五少年漂流記」衝動買いした。