過程が大事だから。

gougejp2005-03-30

ふと気がつくとサッカーが始まる時間になっていて、


でも、ふと見回すとうじゃうじゃ人がたくさんいる。


みんなイカメシイ顔でパソコンに向かい、


電話にどなり、


仕事している。(いや、オレも・・・。いや、ほんと。)


第一四半期エンドなのでね。



まぁしかし2時間くらいチラチラサッカー見る余裕はあるんだけど。



あるんだけどね。



オレのオフィスはぶちぶきフロアの真ん中ら辺で、
で、フロアの端っこにでっかいテレビがあんの。


そのテレビのね、「電源権」および「チャンネル権」はね、
そのテレビの前に陣取るチームが握ってるわけ。


そんでね、前の予選の時は、
そこのチームにサッカーファンが多くてね。


もうサッカー始まると、
部長みずからすかさずテレビ付けてくれて、
仕事そっちのけで観戦しちゃうの。


そうするとね、
オレなんか、
トイレ行くフリしてそっちの方通ってね、
ふとテレビに注目して立ち止まり、
さりげなくソバにあった椅子を引き寄せ、
あんま話したこともないそこら辺のチームのヒトビトと
気づくと手を叩きあったりして、


それはもう、地獄に仏にあったみたいな、
ちょっとしたシアワセを味わっていたの。


「あー、この会社も捨てたモンじゃねぇな。」


なんてね。



それがね、


今年その位置に陣取るのは、
女性が過半数をしめる超キマジメグループでね。


まぁ普段から終電で帰る人はほとんどいないくらい
働くことがダイスキなヒトビトなんだけども、


恐らく、誰も今日W杯予選が行われてることさえ知らないの。


そのヒトビトの中のね、中心にある、そのテレビのね、
電源をおもむろに付けて、サッカーを見始める、という
その行為がもうたまらなく難しく、


この、オレらフロア中央近辺のヒトビトは、
パーティションの上に目だけチラチラと泳がせ、


「お前テレビ付けてこい。」
「いや、お前行ってこい。」


視線をバチバチ戦わせているの。



完全なアウェイ。



まぁこうなったらね、


ネットで結果だけ見ちゃうのもツマラナイので、


とにかく何も見ない、何も聞かないようにしてまっすぐ家に帰り、
そして家でビデオで観戦。


ひとり時間差。



あー来年は、


来年こそは、


テレビのソバの席に行けますように。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000034-san-soci
グリコ・森永事件、捜査員が勇退

なんだか横山秀夫の小説のようなシブいニュース。