「図書室の海」

恩田陸 著 「図書室の海」読了。
★★★★★☆☆☆☆☆

内容（「BOOK」データベースより）

あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。
だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。
高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。
少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、
『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。
恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。

オリジナルな短編もあるんだけど、
ほとんどが恩田陸の長編の「番外編」（予告編？）

「夜のピクニック」がなかなか良かったから、その前日の話である
「ピクニックの準備」とか結構期待してたんだけど、
かなり期待ハズレ。

やっぱり予告編だけあって、中途半端すぎる・・・。

その他の短編も、すごく雰囲気とか、設定とかイイ感じの話もあるのに、
いかんせん短すぎて、物語そのものに入り込む前に終わってしまう。

やっぱりこの短編集だけで満足するのは無理があるかな。

っつうわけで、恩田陸の長編を読んだことない人にはオススメできず。