「椿山課長の七日間」


浅田 次郎 著 「椿山課長の七日間」読了。
★★★★★★☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、
美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!親子の絆、
捧げ尽くす無償の愛、人と人との縁など、「死後の世界」を涙と笑いで描いて、
朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼んだ感動巨編、待望の文庫化。


えー、深夜のデンパサール空港で、
こ汚いベンチの上に寝そべりながら、
ヨボヨボとチカラのない蛍光灯の下、
読みました。


ほんと、もうちょっと海外旅行を意識して本を買えっつぅハナシ。



まぁ場所とかタイミングには完全にそぐわなかったけど、
中身はなかなか面白かった。


46歳の課長さんが死んだっつぅことで、
もっと暗めのハナシかと思いきやかなりコミカルで、
死後の世界のシステムは多少やりすぎかと思ったけど、
最後まで、楽しくサワヤカに読みきった。


そしていたるところにちりばめられた感動ね。


っつうかしつこいようだけど、
やっぱり親父と息子の関係にはヨワイなオレ。



なんか浅田次郎の本を読むと、
人が人を大切に想うことってどういうことなんだろう、とか、
今自分は周りにいる人をちゃんと大切にしてるだろうか、とか、
ちょっと考えさせられてしまう。


たぶん読む前より読んだ後の方が、
ちょっとだけイイ人になってる気がする。(ほんとか)


椿山課長の七日間 (朝日文庫)

椿山課長の七日間 (朝日文庫)