「血まみれのマリア −きんぴか(2)」

gougejp2006-12-28



浅田 次郎 著「血まみれのマリア −きんぴか(2)」読了。
★★★★★★☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

ピスケンが恋をした。お相手は、「血まみれのマリア」こと阿部まりあ。
泣く子も黙る救急救命センターの看護婦長で、今まさに息絶えんとする
重体患者を救うこと数知れず、の奇跡を呼ぶ女だ。あまりに意外な組み合わせに、
驚きのあまり絶句する軍曹とヒデさん。一途で不器用なピスケンは、
マリアのもとに通いつめるが…。悪漢小説の金字塔、佳境の第2幕。


いろんな人の意見にもあるとおり、
1巻より断然オモシロイ。


主役の3人のキャラクターがしっかり固まって、
冒頭から自然に話に没頭できるし、さらに個性的な脇役が話を盛り上げる。


そして文章のいたるところにちりばめられたユーモアがなかなかスバラシイ。
にやけながらあっという間に読みきっちゃった。



それから1巻よりも浅田節みたいな、
ちょっと泣けるような部分も出てきて、
3巻への期待が高まった。


ちょっとまとまって読むものを探してる人は
ゼヒ読んでみてください。
満員電車の中の娯楽としては間違いナシ。


血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)