「血まみれのマリア −きんぴか(2)」
浅田 次郎 著「血まみれのマリア −きんぴか(2)」読了。
★★★★★★☆☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
ピスケンが恋をした。お相手は、「血まみれのマリア」こと阿部まりあ。
泣く子も黙る救急救命センターの看護婦長で、今まさに息絶えんとする
重体患者を救うこと数知れず、の奇跡を呼ぶ女だ。あまりに意外な組み合わせに、
驚きのあまり絶句する軍曹とヒデさん。一途で不器用なピスケンは、
マリアのもとに通いつめるが…。悪漢小説の金字塔、佳境の第2幕。
いろんな人の意見にもあるとおり、
1巻より断然オモシロイ。
主役の3人のキャラクターがしっかり固まって、
冒頭から自然に話に没頭できるし、さらに個性的な脇役が話を盛り上げる。
そして文章のいたるところにちりばめられたユーモアがなかなかスバラシイ。
にやけながらあっという間に読みきっちゃった。
それから1巻よりも浅田節みたいな、
ちょっと泣けるような部分も出てきて、
3巻への期待が高まった。
ちょっとまとまって読むものを探してる人は
ゼヒ読んでみてください。
満員電車の中の娯楽としては間違いナシ。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1999/08/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (24件) を見る