「真相」
横山 秀夫 著 「真相」読了。
★★★★★★★☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。
―息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、
選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、
事件の奥に隠された個人対個人の物語を5編収録。人間の心理・心情を鋭く描いた傑作短編集。
基本短編は読まないけど、この人の短編は読んでしまう。
短編なのにそれぞれのハナシがしっかりしていて、
手抜きがなくて、濃厚。
むしろ1冊の中にいくつもの長編の「おいしいところ」が詰まっているようで、
お得だと思う。
そして今回の短編集も、1篇1篇ぐいぐい引き込まれて、
ページをめくる手が止まらない。ほんとに面白い。
ただね、
いかんせん今回はテーマがテーマだけに
超ド級に暗く、そして重い・・・
面白いけど重い・・・
あまりの希望のなさに
半蔵門線のゲキレツ混んだ車内にて、
俺は若干凹みました。
でもオススメ!