「ハンニバル・ライジング(下)」


トマス・ハリス 著「ハンニバル・ライジング(下)」読了。
★★★★★★★☆☆☆


下巻はハンニバル・レクターの徹底的な復讐劇。


ついに怪物が誕生する。


そうそう、この怖いくらいの冷静さと、自分の痛みに対する無感覚。
徹底的な残忍さ、医学に基づいた手口のグロさ、
芸術に高い関心を示す教養の深さ。
相手の裏をかき絶対に目的を果たすその知能と執着心。


まさにハンニバルレクター博士



超怖いし、絶対に敵に回したくない。


でも敵が超凶悪でお下劣な悪党だけに、
今回はかなりレクターを応援してしまう。


キモいけど、ちょっと爽快。


っつうかヒーローがこんな残忍でいいんだろうか・・・



それにしても今回の話はホントに日本語や日本の文化が深く関わっている。
コレ、「ワイルド・スピード」みたいに、
日本で人気が高いから無理やり日本登場させてんだろうか・・・


でもそれだと逆に向こうで人気ないみたいでやだな。



っつうか映画版、誰が紫婦人やるかヒジョーに気になる。


ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

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