宮部みゆき 「楽園」(上)(下)読了。

★★★★★★☆☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯」事件)から9年。取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件のダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子、等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ。かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた。


文庫で出てたので。
本屋に入ってどの本買うか迷って時間のない時に、
この人の本はあまりハズレがないので買ってしまうかも。


たぶんストーリー云々もあるが、
この人の淡々としていて、やたら細かい描写なんかが
好きなんだと思う。
もういつでもどこでも目の前に物語の情景が広がる。


登場人物それぞれについてもすごく丁寧に書き込まれていて、
みんな魅力的なんだけど、
どうしても今一前畑滋子に共感できず、
模倣犯でもそうだったのを思い出したw


話のボリュームもあり、
重めのミステリーとしてとても楽しめます。
もっと凝ったプロットに意外性があってもいいと思ったけど。
宮部みゆきが好きならぜひドウゾ。


ちなみに読んだ後超能力の夢みましたw

楽園 上 (文春文庫)

楽園 上 (文春文庫)