ウタンクラン。

グレッグ・ベア 著 「ダーウィンの使者」(上) 読了。

うーん、オモシロイ。
ヒサビサの海外モノなので、慣れるまでなんか文章が入ってこなかったけど。
やっぱり日本の小説ばかり読んでると、海外の文章が武骨に感じるね。

日本の小説がすごく好きな人って、こう文章の表現がすごい好きだったりするよね。
オレはワリと海外モノのストーリーの面白さが好きで
そういう意味ではこの本すごいオモシロイ。
映画の脚本になっても良さそう。

なんかね、新しい進化論の話。
なんとなく個人的に人とサルってね、間があきすぎてると思うの。
サルの一部が徐々に人になっていったっていうのはさー、
動物園のサル見てるの信じられないよね。
っつうか信じたくないでしょ。

っていうか多分サルからヒトが生まれたとしてもね、
親がサルならたぶん子供もサルだよね。動きとか。言葉とか。

ってまぁそれは極端な話だけど。


たとえばヒト以外で最もヒトに近いのはオランウータンと言われてるでしょ?


「近くねぇよ。」


って思わない?

オレのバアイかなり隔たり感じるんだけど。
そんなに親しみ持てないのね。
オランウータンに。

むしろ犬の方が好きだね。


あとね、ヒトはさ、こうサルから
アウストラロピテクス」→「ピテカントロプス」→「ネアンデルタール
→「クロマニオン」→ヒト

って進化したらしいんだけどね。

なんでオランウータンはあそこで止まってんの?
とかさ、
なんである1時代に単一の種しかいなかったの?
とかいう疑問がわくよね。

別にヒトもオランウータンレベルで進化が止まっていても、生き延びられたじゃん。
みたいな。

進化の理由みたいなのがわかんない。

だから今まではわりと「2001年宇宙の旅」に出てくる「モノリス」の存在みたいなのって
アリかと思ってた。


まぁいいや。

とにかくその進化課程の種族間の隔たり(ダーウィンの進化論で言うところの「ミッシング・リンク」)
とか、進化の理由とか、けっこうこの本で言ってる「人類の遺伝子に内在するレトロウィルスが進化の根元だ。」
というね。進化論が解決してくれるわけ。っていうか解決してくれそうなわけ。いまのところ。


わりとね、いろんな話が科学的な裏付けで話されててね、
生命活動なんてつくづくちっちゃい科学反応の連続なんだなぁ、と共感する。

早く下巻が読みたいと思って探したんだけど、ほんとこの本全然売ってない。

間違いなくかなり人気ないね。



あーミツビシ。
ついにパジェロも燃えましたね・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040630-00003053-mai-soci