イボアイコ。

今日はひさびさに空が深い青でした。
そして木々は鮮やかな緑でした。
雲がハゲしく流れてました。


夏ですた。


でももう今年はこういう空も見納めか。



重松 清 著 「エイジ」 読了。


山本周五郎賞獲った本。
主人公は中学二年生のフツウの少年。
同級生が通り魔事件の犯人として捕まってしまう。
そんな少年が成長していくリアルな日常を書いた本。・・・かな。


中学二年生って14歳。
気が付くともうその2倍も生きてるの。実際遠いね、かなり。


そんでね、読んでても、14歳のキモチがかなり理解できないの。
すでに親の視点(涙)。


でね、14歳のエイジがかなりむかつくわけ。
あいまいな答しか言わないし、親に対していつも不機嫌だし、
かっこつけてばっかだし、ヒステリックだし・・・。
特に親に対する態度がひでぇなぁ、って。
もう少しモノゴト考えろ、つって。


あー、オレはほんとにこの年代の子供ってイヤだなぁ、と思うわけ。


でもね、


よく考えると、
確かにオレらの時は(っていうかオレ)こんなにませてなかったけど、
まぁ、・・・同じだったね・・・。


反抗期ってヤツ、あった。


「あー、オレ14ん時はどんなガキだったっけ。」
「まわりにどんなヤツがいたっけ。」
とか考え出すとね、


もう著者の術中ね。負け。
はまります。


ただ、オレの場合後半はひたすら、
「自分のムスコが反抗期を迎えた場合、イカにして対処するか。」
で頭がイッパイだった。



とにかくさ、この人のスゴさって、いっつも主人公の気持ちと主人公
から見た世界がすげぇリアルなことかな、と思う。
まるでイタコ(?)