明後日。(邦題)

gougejp2004-10-19

昨日ちらっと話に出た「デイ・アフター・トゥモロー」。
コメントでもツッコミがあったので、少し。
まだ見てない人は読まない方がいいかも。


この映画、まぁオモシロイです。
何がオモシロイって、映像ね。
マンハッタンに超ド級のでかい波が襲ったらどうなるか、ってとこと、
マンハッタンが氷河期級の寒気に襲われて、全部凍ったらどうなるか、ってとこ。
なかなか観れないよ、コレ。
かける金が違うからね。


あとね、この映画を見る意義もギリギリあります。
それはね、地球の気候が太陽の動きだけでなく、海流によっても左右される、
ってことがわかる。
よってもって、地球の温暖化はほっといちゃいけません、ってことを実感する。


・・・以上。


まぁそれだけじゃツマラナイんで無理矢理人間ドラマをたくさん詰め込んでるけど。
とってつけたような・・・。


なのでツッコミどころは結構あるの。
例えばね、
息子を助けに行くお父さんに同行する2人が全く役に立たず、
あげく1人(お父さんの大事な友達)があっけなく死んじゃうとこ。


マジで無駄死ニ。


残った1人も超足手まといなのがウケた。


それから、出てくる日本の風景がなんだか変なとことか、
氷河期が来た、っていうわりには、
嵐の後はわりと普通に生活できる気候であることとか。


でもこの映画で一番アリエナイ点は、
結局避難しなければ全員助かったんじゃないか?
ってとこ。


まぁある程度頑丈な建物の中で、がんがん暖房かけてりゃ助かるの。
そして嵐の後は普通にヘリも飛べて、ヘリで救助してんの・・・。
避難勧告出さないで、そういう指示出せばヨカッタのに。


っていうか、大統領死ななくて済んだのに。
アメリカなんだから、もうちょっと大統領は大事にされるだろ。



なんかこういう矛盾点があると、見終わった後に納得感がないよね。
その納得感の無さが、そのまま温暖化に対する警鐘をも弱めてしまいそうで残念。


なので、オレもこの映画、点数つけるならまぁ50点とか60点かな。



泣いたけど・・・_| ̄|○  。



そういえば同じ監督の「ID4」、留学してる時にアメリカで見たのね。
で、フランス人とスペイン人の友達と見に行ったんだけど、
もうそいつらのリアクションはスゴカッタね。


「なんだこのクソ映画は!?」つって、感動シーンで爆笑してた。
アメリカの映画館で・・・。アブネェ・・・。


彼らにしてみれば、
「なんでアメリカが地球人の中心なんだ?」
「なんで大統領が戦闘機乗って戦うんだ?」
とかとか、納得いかなかったんだろうな。


あー、世界中の国みんながアメリカを好きで、世界のリーダーと認めてる
わけじゃないんだな、なんて幼心(20歳時)に気づいたのを思いだした。