タクシーで帰っていいでつか。

gougejp2004-10-26

しばらくのほほんと、目立たないように、見つからないように
ひっそりくらしてきたのだけれど。


またプロジェクトが立ち上がりつつあり、忙しい日々の予感に悪寒。
というかすでに実感。


まぁとりあえず2週間ばかし。



新潮45」編集部 編 「殺戮者は二度わらう」 読了。


実際に起きた9つの凄惨な事件を追ったノンフィクション。


まじで実際に起きたコトとは思えない。ノンフィクション。
そこにまた小説にはない重さがある。


なんでもすごい好評で続編が続々。
みんなバイオレンスに飢えてるのか?



読んで2つの感想を持った。



1.誰でも犯罪者になりうる。


今回この本に出ている犯人は、かなり残虐な殺人を犯している。
自分ならこんな犯罪は犯さないだろうな、とは思うものの、
犯人だって最初から残虐性を持っていたわけではない。
ちょっとしたところから転がり落ち、
最後はおいつめられて、おいつめられて犯罪を犯してる。


もちろん家庭環境というのはかなり大きな影響を与えているけれども、
その劣悪な家庭環境への入り口、犯罪へと繋がる袋小路の入り口は
本当にオレらの生活のすぐソバにある。


今回の新潟地震を見てても感じたけれど、
オレみたいな平凡な人間の、屁みたいなシアワセは、
ナニカあれば一瞬で吹き飛び、
生きるか死ぬか、ギリギリの生活にいつ何時落っこちてしまうかわからない。


そんな時に同じ犯罪を犯さないかどうか。



びみょぅ。



2.それでも殺人は許せない


まぁ1と矛盾してるけれども。
結局こういういろいろな凶悪犯を見てて、いいようのない怒りを感じる。
特に少年犯罪。
ほんとうにこういう凶暴な少年少女ってサル以下。
信じられないくらい凶悪な人殺しをするよね。


何もわかってなくて、罪悪感もないだけに、恐らく一生更正もしない。
すでにマトモな人格、思考能力は持ち合わせていないと思う。
(たぶんシンナーで溶けている。)
社会復帰させるよりむしろ、他の使い道を考えた方がいい。
なんて思った。


まぁ、この本に出てくる犯人を「絶対に許せない。」と思っている限り、
オレも殺人はしないだろうな。なんて結局若干安心。



日常の危うさをマジで実感する本。
(ノリ的には「警視庁密着24時」系)