ヨシ。今週も終わり!糸冬 了

gougejp2004-11-12

週末の天気予報好転。
土曜は天気良いようです。


この分ならゴルフも気持ちイイカモ。


しかし、毎日遅くまで残業して、土曜ゴルフ、なんていうと
マジでオトーサンみたいだな・・・。


絵に描いたようなサラリーマンだ。



東野 圭吾 著 「片想い」読了。


内容
「十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。
彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、
彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、
変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たち
を描いた、傑作長篇ミステリー。」


うーむ。なかなかヨカタ。
予想に反して・・・。


読む前は、単純にハヤりにのって、無理矢理性同一性障害の人を真ん中に
持ってきて、そこを中心に適当に話作ったのかと思ってた。
本人の苦しみと、周りの差別とか、で、仲間が暖かく受け入れる、みたいな。


なんかノリのいいサビだけパクってきて、後は適当に付け足した曲、みたいな。



でも読んでみたら、世間ではまだ性同一性障害が全く話題になっていなかった、
1999年頃に執筆されたとか。ヤルネ。


そして、話の展開がすごく自由で、スムーズ。
自由な展開って、つまりは予想を裏切られる方向に話が広がるの。
決して「美月」の性同一性障害に拘ることなく、おおきく話が膨らんで、
きれいに収束して終わる。


最近読んだ東野圭吾の本は、ちょっと伏線や結末が中途半端だったり、
トリックが稚拙なようなモノが多いように感じたけど、これはヨカッタ。


それにしても「半陰陽」なんてコトバ、初めて知ったヨ。
自分でも女性と思ってたのに、生物学的には男だった、って人の話は聞いたこと
があるけど、それがこの「半陰陽」だったんだ。


でもコレ、結構中学生とかが読んだら不安になるだろうな。


「オレほんとは女かも。」つって。





不安。





なんて。