今年も猛暑らしい。

gougejp2005-05-02

あちぃ〜〜。
5月頭の今日時点でスデにスーツ限界。


なんなの地下鉄のあの蒸し暑さは。



マイケル・J・フォックス 著「ラッキーマン」 読了。

出版社 / 著者からの内容紹介
「ほんとうに大切なものを、ぼくは病気のおかげで手に入れた。
だから、ぼくは自分をラッキーマンだと思うのだ。」
30歳の若さでパーキンソン病に侵されたマイケル・J・フォックス
自らの人生、仕事、家族、そしてパーキンソンとの闘いを綴った感動の記録


恐らく知らないヒトはいないでしょ。マイケル・J・フォックス。


バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティ・マクフライとして。



当時小学生でハリウッド映画がダイスキだった(今も)オレは、
もうこの50年代、80年代というアメリカの一番オイシイ部分がつまった、
バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズにもろハマリし、
メイキングや裏話が詰まった結構高価な本(小学生には)を
親にねだって買ってもらったり、DVDのBOXセットは最近オトナ買いしたばかり。


よってもってマイケル・J・フォックスもかなり好きだった。


それだけにマイケルがパーキンソン病に侵されていると聞いた時には、
ハゲしくショックだった。


だって、オレの知ってるパーキンソン病といえば、
アトランタ・オリンピックで聖火ランナーを務めたモハメド・アリ


全身が常にプルプル震えていて、人形のように凍り付いたような表情で、
ほとんどまともにしゃべれなかったシーンが印象に残ってて。


こりゃもう「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」は見れないな、と。



マイケル・J・フォックスがパーキンソン病に侵されたのは、
ちょうど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、
「ドク・ハリウッド」の大成功のすぐ後くらいだとか。
当時30歳というから、今のオレくらいなんだよね・・・。
まさに「これから」というところ・・・。



しかしこの本をシアワセの絶頂から不幸のドン底へ突き落とされた
カワイソウな人の話だと思ったら、大まちがい。


読んだらきっとマイケルの強さに力づけられる。
マイケルの誠実さに勇気づけられる。
そして、きっとシアワセな気分になるハズ。


マイケルが「びっくりハウス」と呼ぶ、人もうらやむような
ハリウッドスターの生活から、人間らしい生活の大切さに
気が付いていく過程はほんとにスバラシイ。


そしてそのターニングポイント毎にマイケルに重要な言葉を、
そして影響を与える奥さんがまたスバラシイ。



解説にも書かれているけれど、


「神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、
自分に変えられることは変える勇気と、
そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。 」


毎日マイケルが祈るというこの言葉。


このスバラシイ言葉を実感できただけでも読む価値があるのでは。



彼のいうとおり、パーキンソン病が必ず完治する病気となり、
バック・トゥ・ザ・フューチャー4」が見られることを願う。



あ、ちなみに、映画好き、セレブ好きの人(オレ)には、
マイケルが田舎から出てきてハリウッドのスターになるまでの成功の軌跡、
ハリウッドスターの生活みたいなトコロも面白い。