タナバタ。

gougejp2005-07-07

七夕なのに天気悪くなっちゃったね。
この分じゃ星空は期待できないね。


っつうか七夕ってあんま晴れなくない?
実は統計とっても曇りや雨が多いらしい。
晴れる確立は5年に1回くらいだとか。(噂)


ほんとになかなか会えないわけね。


まぁ毎年この時期梅雨だしね。


でもどうやら七夕という習慣っつうか話が日本に入ってきたころは
旧暦を使っていて、旧暦では8月の中旬らしいのな。
で、天の川もよく見えて、まさに七夕風の夜空だったんだとか。


こういうのってやっぱり気候よりも日付に合わせないとダメなんだろうか。


なんか実を取って8月中旬に戻すのもありかな、とか思うけど。
そしたら夏休みだし、子供たちも星空観察会とかね、いいじゃん。


でも「七夕」って字に「七」って入ってる時点でもう無理っぽいね・・・。


しかしなんで「七夕」って書いて「たなばた」って読めるんだろ・・・。


「七」が「たなば」で「夕」は実はカタカナの「タ」?



あさの あつこ 著 「バッテリー」 読了。


あさのあつこつってもあの目ヂカラ女優ではナイ。


出版社/著者からの内容紹介

そうだ、本気になれよ。関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。
中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越して
きた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフ
レーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。


気になってたんだよね。この本。


いつも書店に平積みしてあって、ヨサゲなコメントついてて。
でも児童文学ってことでちょっと敬遠してたの。


だってオレ大人だもん。(30寸前)


でもこの前に読んだ本があまりにガチガチに硬かったので、
ついフラフラと手に取った。
ちょっと若返りたい、と思った。


もう読み始めてすぐにハマッタね。


久々にこんなに心をぐぅ〜っと掴まれるような本を読んだ。
序盤から中盤まで、別に悲しい話でもないのに涙をこらえながら
読んじゃうような、そんな本。


いや実際電車の中で涙ぐみながら児童書読んでました、オレ(30寸前)。



たぶん物語全体に漂う「優しさ」にヤラれたんだと思う。
人の描写だけじゃなくて、風景も合わせて。
物語の「空気」。


やさしく、やさしく流れます。



きっと誰でも自分がこの主人公の年齢だったころを
なつかしく思いながら読んじゃうと思うよ。


オレなんか、この主人公の巧、ちょっと昔の自分に似てるなぁ、
なんて思った。
こんな極端でないし、全く特別な才能とかはなかったけど・・・。
自信家で、人にも自分にも厳しくて。
んでも周りに優しい友達がいて。



これ、ほんとの児童が読んだらどんな感想を持つんだろう。
どんな視点で気持ちで読むんだろう。
オレが国語の教師だったら、絶対クラスの子に読ませて
感想文を書かせるね。



もうあまりに面白かったので、読んでる途中で本屋にかけこみ、
あわてて「バッテリーⅡ」「バッテリーⅢ」を買っちゃった。


超オススメ。(特に夏向き)