川辺川。

gougejp2005-09-16

今日のニュース。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000064-mai-soci

川辺川ダム 国交省が強制収用取り下げ決定


かねてから気にかかっていた熊本の川辺川ダム問題。
今回の決定でようやく建設計画がいったん白紙に戻ったらしい。


とりあえずヨカッタ・・・。


国交省の宮田局長のね、
「ダムは一日も早く完成させる必要がある。・・・」っつうコメント、
まじで意味不明でしょ。


全くその必要はないから。


こんなダム、必要だと思ってんのは国交省建設省農水省のエライ人と、
ゼネコン、現地の建設業のおっさん達、○民党の政治家だけでしょ。


もう裏で超汚い金が流れてそうだね・・・。


クサイ。ニオイます。



しかしほんとイイ加減こういう無駄で、くだらない、自然を壊滅的にブチ壊す
最悪な公共事業はやめてほしいね・・・。


でももしかしたら地元の建設業者の人は、
今食べる金がないのに、そんな環境の事なんて考えられるか、
自分たちが死んだ後なんて知るか、
って感じなんだろうか。


これって、アフリカの飢えた人々に密猟するな、
って言ってる様なもの?


うーむ。難しい。


でもさ、きっと以前ココでも書いた対馬の話
http://d.hatena.ne.jp/gougejp/20040510
じゃないけど、川が死ねば森が死に、海が死に、
林業も農業も漁業も、その町全部が死ぬよね。


そしてそのスピードは決して思ってるほど遅くない。


十分自分たちに跳ね返ってくると思うんだけどな。



川辺川問題のわかりやすい解説
http://www.dpj.or.jp/seisaku/syakai/BOX_SY00211.html
民主党のページ)
http://kawabegawa.jp/
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/kayak/fkwabe1.htm



トム・クランシー 著 「国際テロ(下)」読了。
★★★★☆☆☆☆☆☆


これでも甘い評価かも。


トム・クランシーと言えば、
「魅力的な登場人物」、
「一見関係ないような物語が同時に進行していって、
最後に全てが絡み合い、クライマックスを迎える、
みたいな見事な伏線の張り方」
「膨大な知識・調査に裏づけされたリアリティー
が魅力だったのに、この話は全てがあまりに浅く、
無理やりで、迫力がない。


まず登場人物の設定に無理があるし、
テロリストのテロが大したことない。
っつうか全然「国際テロ」じゃない・・・。
そしてそのテロリストがまたかなり弱い。


なんか「素人が素人を倒した。」みたいな感じになっちゃってんの。


もうあまりにあっけなくて、
この内容ならわざわざ上下巻にする必要もないと思う。
(上下で1,600円もかかったじゃないか)


まぁネタバレになってしまうので、あまり書かないけど、
とにかく、これを読んで、
「なんだ、トム・クランシーってこんなもんか。」
とか思われるとわざわざ全部読んでるオレはマジで切ないので、
できれば最後までこの本は読まないでほしい。


ぜひ「レッドオクトーバーを追え」もしくは「いま、そこにある危機」、
「日米開戦」を読んでみてください。


特に「日米開戦」はこれがあの9.11テロ以前に書かれている、
ってことにびっくりすると思う。


でももともとアメリカ嫌いな人は絶対ウけないだろうな・・・。


連休は上高地

国際テロ〈下〉 (新潮文庫)

国際テロ〈下〉 (新潮文庫)