「予知夢」


東野 圭吾 著 「予知夢」 読了
★★★★★☆☆☆☆☆

出版社/著者からの内容紹介
深夜、十六歳の少女の部屋に男が侵入、母親に猟銃で撃たれた。
男は十七年前に少女と結ばれる夢を見たと言う。
天才科学者湯川、参上。


先日ようやく直木賞取った東野圭吾の短編集。


一見超常現象と思われるような奇怪な事件を、
刑事の友人である天才物理学者湯川が解決していく、という
探偵ガリレオ」の続編。


もともと短編集っていまいち好きじゃないんだけど、
買った時は気づきませんでした・・・。


で、やっぱりそこがいまいちだった。


特に「模倣犯」みたいに長くて濃い〜話の後ではね。


あまりに一遍一遍の話があっけない。
たくさんミステリーを読んでる人にはちょっと
物足りないのでは。


ただ、トリックは良く考えられてるし、
たぶん作家も楽しみながら書いたんだろうなぁ、とは思った。
「どんなトリックを使ったのか」考えながら読むと面白い。


でももうちょっと読んでる人を仰天・驚愕せるような、
「グッ」ときて「ハッ」とするようなトリック(ハットトリック
それにトリック以外の部分での話の奥行きが欲しいなー。



直木賞受賞作「容疑者Xの献身」に期待(大)。
(これは上記の湯川博士の登場する長編)