情熱。
先週の「情熱大陸」、
良かった。(またしても)
泣いた。(またしても)
形成外科医 与座 聡さん。
新宿で美容整形外科を営業する傍ら、
医療ボランティアで世界の貧困地区、紛争地区を回り、
火傷や感染症で苦しむ人に形成外科の手術をしている。
美容整形はよくある、若い(特に若い)女性が、
鼻を高くしたい、とか、目を二重にしたい、とかいうアレ。
一方形成外科の方は、内戦や火事でひどい火傷を負ってしまった人や、
貧困による栄養失調とか衛生面の問題でひどい感染症になってしまって、
顔の一部が溶けてしまったり、一部が欠損していたり、
そういう部分を再建する手術。
今回ニジェールでのボランティア活動の映像が出てきたけど、
これがまたほんとにスゴイ壮絶な世界。
ずいぶんギャップのある世界だけど、与座先生は、
どちらも自分の手術によって、笑顔を取り戻してほしい、
という本質は変わらないんですよ、なんて言う。
キャッチコピーは「笑顔を作る男」。
なんつうか、ただ歳のせいではなく、
重ねた経験の豊かさがそうさせるんだと思うんだけど、
スゴイ事をしているのにまったく余計なリキみがなくて、
そしてどんな忙しくても(マジで忙しそうだった)
穏やかで、優しい人だった。
最後の方のシーン、
ニジェールで与座さんが以前手術した人の家を訪ねたら、
ものすごい数の人々(全員スゴイ笑顔)に囲まれて、
与座さんもすごく優しい満面の笑顔になって、
ナレーションが、
「笑顔を作る男が笑顔になった。」
これでやられた(TT▽TT)