乗ってるヤツもジャイアンツ。

gougejp2006-03-28

TSUTAYAに行ったら、前から観たかった
「ライディング・ジャイアンツ」があったので
早速借りてみた。


サブタイトル「恐怖に恋した男たち」っつうことで、
ビッグ・ウェイブ・サーフィンの歴史と、
ビッグ・ウェイブ・サーファーの魂に迫ったドキュメンタリー。


端から端までビッグ・ウェイブっす。


ハワイのマカハからパイプライン、ワイメア、そしてマーヴェリックスと、
勇気のある挑戦者によってどんどん新しく、
そして危険な大波が開拓されていく歴史も面白いけど、
とにかくマウイのジョーズのバカでかい波(マジで高層ビル)と、
タヒチのチョープーの危険スギル波にはド肝を抜かれた。


っつうか腰抜かした。



誰かがこの映画のレビューで、サーフィンをしてないと共感できない、
なんて言っていたけど、バカいっちゃいけない。


こんなバカでかい波に乗りたいなんて、
完全に共感できません。


むしろ実際にサーフィンをやってると無理だって。


画面で見ただけで背筋がゾッとなり、
ヒザが震える。


アウトで波待ってたらだんだん波のサイズが大きくなってきて、
気づくと沖からデカイ波が割れてきて、
自分がいる場所がインサイドのヤバイ場所で
(上からくずれた波が落っこってくるところ)
死ぬ気で沖にパドルする時のキモチとか、


それでギリギリで波超えたらさらに沖の方で
さらにでかい波が割れそうな時の最悪なキモチとか、


乗ろうと思ってパドル始めたけど、あまりのでかさに途中でやめて、
沖に戻ろうと思ったらそのまま後ろ向きに引きずり込まれる瞬間の恐怖とか、


(ちなみにハワイのビッグ・ウェイブになると、パドルを始めたら
途中でやめることはもうできないらしい。)


巻かれてむちゃくちゃにかき回されて、必死に海面に顔出したら
上から次の波がくずれてくる瞬間だった時のキモチとか。


そのすべてが何十倍のスケールなんだろうな。



そして更にまだ誰も乗ったことのない、
もしかしたら超浅くてゴリゴリのリーフかもしれない新しいポイントで、
誰も乗ったことのないサイズの波に乗る、
なんつー勇気はマジで人間じゃねぇ。


でも最後のジョーズとチョープーの波に乗るレイヤード・ハミルトンは
たぶんサーフィンやってなくてもそのスゴサがわかると思う。


もうスゴすぎてCGみたいなの(笑)



しかし最近のサーフィン映画はホントにオサレだね。
映像もスバラシイし、音楽も最高。


できれば手元に置いておきたい1本ですた。
(買うかも)


さすがに隣にいた普通のおばさんが借りてったのにはびっくりしたけど。




http://www.metacafe.com/watch/1260/amazing_breakdance/

2人目のダンスが見た目に反して激ウマ。


ライディング・ジャイアンツ [DVD]

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