最近スゴイと思うもの。(その2)
まぁこんな話はもはや常識なのかもしれなけど
ちょっと恥ずかしいけど、
なかば備忘録っつうことで・・・
先日ライブドアの株を全て買い取ることで
話題になったUSENの宇野社長。
サイバーの藤田さんの本などにもよく登場して、
若手IT起業家の中ではカリスマ的な存在。
・・・らしい。
で、宇野社長ってUSENってそんなにスゴイことやってんのかなぁ。
カラオケと有線放送とプロバイダだろー?
とか思っていたら、タイムリーにいろんなところで目にすることに。
まずね、
Yahoo!ニュースに登録者が○○○万人を超えた、とか、
本格的にオリジナルニュース番組をスタート、なんて記事が出ていた
コレがUSENのやってる無料動画配信だった。
で、まぁその時はそんなに気にしてなかったんだけど、
たまたま日経ビジネス読んでたらコレ、
結構インパクトのある代物だってことに気づいた。
というのも、今週の日経ビジネス「広告」がテーマだったんだけど、
面白かった特集記事が主に以下の3つ。
・「王者電通の苦悩」
・「Gyao旋風」
・「TV WARS」
でね、これをもうホントに思いっきり要約しちゃうとね。
「今後企業はTV広告には大金を払わなくなる。」
っつう感じ・・・かな。
HDDレコーダーの普及で、録画した番組のCMをスキップしない人は10%程度。
20代の女性が商品の購買時にもっとも参考にするメディアは41%がインターネット。
そんな状況の中、Gyaoのようなネット動画配信に広告依頼が流れてる、って話。
Gyaoではホントにたくさんの番組がいつでも無料で見れるんだけど、
CMスキップはできないようになっている。
しかも登録時に年齢や性別や職業の情報を取るんで、
正確なターゲットに広告を打てる。
しかも金額は民放の1時間番組のスポットが月5000万程度なのに比べて、
Gyaoなら400万程度(予想)らしい。
しかも実績変動型、みたいな感じなので、
誰も見なければお金は払わなくてよいというわけ。
さらに、Gyaoは既に登録者860万人突破!
っつうか今日本の人口が1億3000万人くらいだから、
実に15人に1人。
mixiすらまだ380万人。
ほんとか・・・?
まーそれはさておき、つまりGyaoはブロードバンドと豊富なコンテンツ
のおかげで放送免許がなくても民放に近いこと、
部分的にはさらにすごいことができちゃっているわけだ。
オリジナル番組にも力を入れだしているらしい。
昨日のPodcastもそうだけど、
コンテンツさえ良ければメディアは便利な方がいいもんね。
今まで規制に守られてきた放送業界も
ついにハゲしい競争にさらされてるんだね。
ひょっとしたら番組の制作と配信の分業がもっと進むのかも。
で、結局何がスゴイのかって、
こんだけのコンテンツ集めたGyaoと、
改めてインターネットがスゴイと思った。
確かにインターネットができて、
情報を集めたり、予約をしたり、買い物したり、
とんでもなく便利になったけど、
実はこんなのはまだまだ序の口で、
ネットは今後もじわじわと革新的にいろんな仕組みを変えていく気がする。
インターネットってやっぱり蒸気機関を超えるくらいの発明だったんじゃない?