ロード・オブ・ドッグタウン

gougejp2006-08-01

やっとこさ念願のロード・オブ・ドッグタウン見た。



スケボーの歴史を大きく変えた、
70年代のカリフォルニア、ベニスビーチ
(通称「ドッグタウン」)
の伝説的なスケボーチーム、「Z−BOYS」を描いた
ホボ実話の物語。


不良の溜まり場、掃き溜めのような街で、
毎日サーフィンとスケボーに明け暮れる少年達が
街のサーフショップ「ゼファー」の経営者が作った
スケボーチームでメキメキ頭角を現し、
そのかつてないスタイルで全米に一大スケボーブーム
を巻き起こす。


このチームの中心となる、スケボー界では伝説となった3人の少年が主人公。


この3人が有名になるにつれ、スケボーは大きなビジネスになり、
その渦の中でやがて3人はバラバラになっていき・・・。


みたいなオハナシ。



今や当たり前の、あのランプをスケボーで高く飛ぶ、バートスタイルを
生み出したヒトビトなわけ。


なんでも当時完成したウレタン製のウィール(タイヤ)と、
ベニスビーチのサーフカルチャー、
そしてカリフォルニアを襲った水不足によるカラのプールが生んだ奇跡らしい。


脚本は実際にこの3人のうちの1人が書いていて、
この人の会社からあのトニー・ホークが輩出されたというんだからスゴイ。



俺とかにしてみると、ドッグタウンって高校の時超流行ったスケートブランド
っつうイメージしかなかった。
十字架みたいなロゴに「DOG TOWN」って入ってて、
Tシャツとかみんな着てたなぁ、って感じ。


で、最近のオールドスクール、サーフスケートブームに乗った、
ただかっこいいだけの映画かと思ったコレが違った。


作りこみが丁寧で、
ただスケボーのカッコヨサ(カメラワークが結構ヤバイ)だけじゃなくて、
背景となる当時のドッグタウンの状況から、
そこで暮らすヒトビトの生活、
少年達の心の内面がすごく良く描かれてると思った。


結構フケー。


スケーターならもちろんだけど、
別にスケボーやってなくても面白い。
(俺もスケボーはプレステのみだし)


特に主演の3人の演技は個性と演技はほんとにスバラシイ。


中でもジェイはかっこよすぎ。



ほんとは映画館で観たかったんだけど、
特典映像がかなりスゴイのでDVDで観て正解だったかも。
これきっと40代のオジサンスケーターとか涙流すんだろうなぁ。



爆笑あり、失笑あり、涙あり、
オススメです。



あ、ちなみに途中に出てくる、
スケボー乗ってコケちゃう宇宙飛行士が
トニーホークじゃないかと思ったけど違うのかな。