BALI BAGUS!(三日目)。

gougejp2006-10-25

10月16日 三日目。


朝起きると今日も快晴いい天気。


今日は早めに出て、母親の超ストロング・
リコメンドスポット、ムンジャガン島へ行く。


ムンジャガン島はバリの一番北西の端
(つまり赤道より)にある小さな島で、
バリ島唯一の国立公園の中にある。


観光客の少ない、いわゆる「裏バリ」と呼ばれるところ。


朝9時に出発してまたバイクやら犬やらハネ殺しそうな
(たぶん実績あり)
ヌリさんの過激な運転で港に向かう。


車線とか車間距離とか制限速度とか、
そういう概念はあんまりないらしい。


まー信号がないしね・・・。



1.5時間ほど走り、小さな売店兼レストランが一つしかない
ひなびた港に着くと、そこにガイドのワヤンさんが待っていた。


目があうとニカッと白い歯が顔の半分くらいになってしまう
これまた優しいおっさんだ。


売店でお弁当を作ってもらい、
マスクとフィンを合わせた後、小さなボートに乗り込む。




メザセむんじゃがん島・・・


ジャワ島を左に見つつ、30分ほどでムンジャガン島へ到着。


島自体は赤道に近すぎるためか、緑は若干少なめで、
なんとなくちょっとわびしい雰囲気。


ところが周辺の海はエメラルドグリーンのものすごい美しさで、
ビーチもあたり一面砂というより真っ白な珊瑚のかけら。
さすが国立公園。
なんでも一日に滞在できる時間は2時間まで、と定められているらしい。



早速シュノーケルとフィンを着け、海へもぐる。


ワヤンさんについていくと、すぐに大きなサンゴ礁のポイントがあって、
あたり一面モノスゴイ量と種類のサカナ、サカナ、サカナ!


まじでハンパでない!


サンゴ側から海の深い側を見ると、
深い藍色の背景の中、色とりどりの熱帯魚が
あたり一面びっしりキラキラと輝いていて、
しばらくフィンを動かすのも忘れ、ぼーーっと見とれてしまう。


ダイビングも含めて今までオーストラリアのグレートバリアリーフとか、
フロリダのキーラーゴとか、ハワイのハナウマベイとか、
バリの他のポイントとかは潜ったことあるんだけれど、
熱帯魚の量と種類では明らかにココがNo.1だと思う。


さすがにカメとかマンタとか大物はいないけど、
そういうのが目的なんじゃなければ
ほんとアクアラングなんて必要ない。


それよりもこのシンプルな道具でいつまでも魚と泳ぎまわれるのがサイコー。



ビーチに戻ってお弁当のナシゴレンを食べて、
ビンタンビールを飲んで木陰でのんびりしてるとすぐソバに野生の鹿が。


なんでもこの島で鹿を見れるのは結構ラッキーなんだとか。
ライさんは3回来て一度も見たことがないらしい。




見えるかな?


食後、今度はみんな自由に海の中を泳ぎ回る。


赤道に近いせいかずっと真上にある太陽の威力はすさまじく、
日差しにマジで殺意を感じる。
背中はすでにヒリヒリしっぱなし。


14時くらいに引き上げることにする。


船に乗ってしばらくすると見る間にアヤシゲな雲が広がり、
突然のスコール。


いきなり雨がものすごいイキオイで降り始め、
ボートの中までジャンジャン入ってくる。


海パンのままで正解だった。


もう船の中で濡れない場所は屋根のすぐ下だけ。


ふとみるとワヤンさんが俺らの荷物を全部抱えて、
濡れないように屋根の下で仁王立ちで歯を食いしばってる。


かなり辛そうなのに、目が合うとニカッと満面の笑み。


おいおい、スゲー男らしいじゃないか・・・(涙)。



港を後にして一路ロビナのプリバグースというエステへ。


ココはうちの母親から俺への誕生日プレゼントということで
すでに予約がされているらしい。


着いてみるとそこはかなりの高級エステ。
そして海辺には超ロマンティックなあずま屋が並び、
カップル達がのんびり寝そべって本とか読んでいる。


絶対に男二人で来るところではない。




案内されるがままキレイな個室でいい香りに包まれながらマッサージ。
日焼けで背中がヒリヒリしたのが心配だったけど、
ぜんぜん問題なくって、ほんとに超気持ちイイ。
女の子がハマるのもわかるなコレ。


終わって出るときれいな夕焼け。
ほんと間違いなくカップルで来るには最高な場所。


ほんと俺らだけだったら絶対近づかない場所だけに
母親に感謝感謝。




帰り際、街のスーパーに立ち寄りお酒を仕入れる。



このウルトラローカルなスーパーではビンタンビール一本約50円、
そしてアラックはボトル一本でなんと100円程度!


意外にバリ人みんなが乗ってるバイクが
約20万円と高いのにはちょっとびっくり。



19時頃CRBに帰ってお風呂、夕食。
ここはインターネットも繋がらない上、映るチャンネルもごくわずか。
今夜も持ち込んだDVD観ながら早々に就寝・・・


はぁ〜〜 脳みそが溶けていく・・・



しかし思うのは、バリにはほんとに最高のリゾート、サービスがある気がする。
朝ご飯、出発の時間、目的地、やりたいこと、食べ物、
たとえばムンジャガン島での滞在時間、
お風呂の時間、寝る時間、ぜーーんぶ自由なの。


ぜんぶ俺らの希望に合わせて周りが動いてくれる。


そしていろんな人が付きっきりでなんでもやってくれる。


きっと1人で行ってもいろんなところでいろんなガイドや「トモダチ」に会って、
きっと1人じゃない旅になるんだろうな。