「サバイバル登山家」


服部 文祥 著 「サバイバル登山家」 読了。
★★★★★★☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

「生きようとする自分を経験すること、
僕の登山のオリジナルは今でもそこにある」ハットリ・ブンショウ。36歳。
サバイバル登山家。フリークライミング沢登り、山スキー
アルパインライミングからヒマラヤの高所登山まで、オールラウンドに登山
を追求してきた若き登山家は、いつしか登山道具を捨て、自分の身体能力だけ
を頼りに山をめざす。「生命体としてなまなましく生きたい」から、食料も
燃料もテントも持たず、ケモノのように一人で奥深い山へと分け入る。
南アルプス日高山脈では岩魚や山菜で食いつなぎ、冬の黒部では豪雪と格闘し、
大自然のなかで生き残る手応えをつかんでいく。
「自然に対してフェアに」という真摯な登山思想と、ユニークな山行記が躍動する。
鮮烈な山岳ノンフィクション。


もうね、ここまでいくと自殺と紙一重だと思うんだよね。


テントも食料も持たずに北海道の山の中を一ヶ月も縦走したり、
冬の黒部で、大雪の中腰までつかる川を渡ったりね。


素人の俺が読んでいてもコレはアブネー!
と思われる箇所が何度もあってね、


なんかちょっと危険に対する認識が若干ユルイ気がすんのな。


ヤバイかどうかビミョーなところはとりあえず行っちゃう!
みたいなことが何度もあってね。


この人、はっきり言って、



死んでないのは運がヨカッタだけじゃないか、



って思っちゃうわホント。



まぁようはこんぐらい死に近づくことによる


「生きてる実感」中毒


なんだろうな、コレ。



あとね、なんかやってることの割には文章が軽くってね、
山野井さんとかの本の方が登山の過酷さ、辛さ、孤独
みたいなのがスゴかったな。



まぁどっちにしても真似したくはないんだけど・・・