「スコットランドヤード・ゲーム」
野島 伸司 著「スコットランドヤード・ゲーム」 読了。
★★★★★★☆☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
君の苦しみの全てが、僕の苦しみなんだ。君の悲しみの全ては、僕の悲しみ。
君の寂しさの全ては、僕の寂しさ。そして、君の喜びの全てが、僕の喜びになる。
ドラマ作りの名手が描いた、優しい優しいラブファンタジー。
友達から借りて読んだ。
野島伸司と言えばドラマの脚本で有名だけど、
中でも「世紀末の詩」と「あいくるしい」は自分の中でヒットだったかも。
こういうドラマの脚本化が書いた小説は、
やっぱりどこかしらドラマの匂いがして、
映像で見たくなっちゃうね。
今回の小説も、
読んだ後にストーリーを追ってしまうと、
なんだか単純で簡単な話になってしまうんだけど、
なんつっても魅力的なキャラクター達、
そして、そのキャラクター達の軽快でリズミカルでウィットに富んだセリフの数々。
そしてそして、海の見えるケーキ屋さん、
サーファーだった親父がこもってたビリヤード台があるガレージ。
映像が目に浮かぶようデス。
そしてちょっと意外だったのが、
話のいろんなところに伏線があって、
いろんなことが物語全体でうま〜くまとまっていく。
ちょっとファンタジックだけど心温まるいい話だった。
ぜひドラマ化して。
あ、ちなみにタイトルとなったスコットランドヤード・ゲーム。
小さい頃に親父が買ってくれてよくやった。
ルールが結構複雑だったんだけど、すごい良くできたゲームだった気が・・・
ヒサビサにやってみたくなったなぁ。