「TRACTOR SCRATCH」 VS 「Conectiv」。


最近結婚する友人がやたら増え、
いろいろやりくりしてるのを近くで見ていて、
そろそろ俺もムダ使いをやめよう、
と思ったのもつかの間。


あまりに結婚どころか恋愛すら縁がないので


買っちゃった。



Native InstrumentsTRAKTOR SCRATCH」




・・・はい。


わかってます。


似たようなの持ってますよ。



M-AUDIOの「CONECTIV」。




もう完全にムダ使いです。



でもね、やっぱりConectivは音質が悪い気がするのと、
いまいちオモチャ感が強いので、


思い切ってプロ仕様、業界標準TRAKTORに乗り換えちゃった。


オトナ買いということで片付けてください。



で、たぶん両方使ってる人とかあまりいないと思うので、
参考までに実際使ってみた比較レビューを。


ちなみに使用PCのスペックは
ThinkPad x61
CPU :Intel Core 2 Duo 2GHz
Mem :2G
HDD :100GB(Internal 7200rpm)
OS :Windows XP Professional SP2


TRAKTORの勝ってるところ。


・音質
TRAKTORのクリアな音質を聞くと、Conectivの音はやっぱりかなりこもっていて、
人工的な音に聞こえる。そしてノイズがのりやすい。(PCが遅いと)
ここはもう絶対的な差があると思う。
バスがブーストされてないのはナニゲに物足りないが。


・接続
オーディオインターフェース、ミキサー、タンテの接続には専用のケーブルを使い、
アナログの信号はデジタルとは分かれていてスルーになっている。
つまり、オーディオインターフェースの電源が落ちてても(PC落としても)、
アナログの使用には全く影響なし。
(Conectivの場合はPHONOアンプも兼ねているので別途ACアダプターが必要)
ケーブルも良さげ。


・見た目
オーディオインターフェースの高級感があり、かなりカッコイイ。
ぶっちゃけこのインターフェース見た瞬間購入を決意した。


Conectivはプラスチッキー(っつうか完全にプラスチック)かつ、
PCの音源とアナログの切り替えがダイヤルっつうのがちょっと・・・
あそこをダイヤルにする意味があるのかな・・・
TRAKTORはミキサー側の「PHONO」「LINE」で切り替え)


・ソフト(TRAKTOR
BPMの検出は相当正確。複雑なビートの曲でもかなり正しく検出される気がする。
あと殆ど全ての操作がホットキーとしてキーボードに登録できるのは便利。
そしてTorqと比べるとやっぱりかなり安定してるかな。
Torqは相当重くて、前のPC(Intel 1.5Ghz、1GB RAM)ではノイズが気になった。
(大音量時)


・録音
TRAKTORを使ったプレイをPCで録音できる。



Conectiv(Torq)の勝っているところ


・値段
とにかくセットで3万ちょいという安さ。ほぼ半額です。


・ソフト(Torq
それぞれのチャンネルの波形が縦に並んでるので、
ズレが一目でわかる。これは超便利だった。
あとサンプラーが付いている。TRAKTORにはたぶんサンプラーはない。
それから最初からスキンがたくさん入っているので、カスタマイズが自由。
キューポイントの設定がラク



まだ完全にTRAKTORに慣れたわけではないけれど、
ぶっちゃけソフトはTorqの方が使いやすいかも。


Torqがもうちょっと安定度上げて、
M-AUDIO以外のオーディオインターフェース
つまりTRAKTOR SCRATCHのAUDIO 8 DJでも起動したら
それがベストソリューションかも・・・。



というわけで、クラブでも使うことを想定すると、
大音量にも耐えられて、トラブルが少ないという点で
TRAKTORに軍配が上がると思う。


USBコネクタが抜けないような細かい配慮とかも現場志向。


やっぱりこういうモノは音質第一じゃないと。
(せっかくミキサーも音質重視で選んでるし・・・)



とはいえ、自宅だけで使って、かつあんまり録音とかしないなら(遊び)、
そして割と最近のPC持ってるなら、Conectivで十分かな。
(まだクラブ並の大音量では試してないけど、今のPCでは今のところノイズは出てない。)



ちなみにスペックの比較はこちらを参考に↓
http://www.musicland.co.jp/store/index.php?seq=Campaign&cid=1022



さ、早くTRACTORに慣れないと。