「西の魔女が死んだ」。
バリへ行った時に飛行機の中で
3冊ほど本を読んだのだけど、
書評を書くのをすっかり忘れていたので
しばらくはソレを。
ギリギリ記憶に残ってるうちに・・・
梨木 香歩 著 「西の魔女が死んだ」読了。
★★★★★★★☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、
季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、
まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、
何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、
もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
旅の途中で読むのにヨサゲな本を探していて、
「西の魔女」なんてちょっとメルヘンチックではあったけど、
あまりの評判の良さに購入。
結局、「西の魔女」はイギリス人である主人公のおばあちゃん
ということがわかって一安心。
しかも内容はホントにすばらしいの一言。
登校拒否とか、差別とか、不審な隣人とか、人の死とか、
すごくリアルな現実が横たわっているのに、
やわらかくて、やさしい文体で
人生において大切なこと
を今いちど思い起こさせてくれる
読んだ後あったかい気持ちでいっぱいになる
そんな本です。
なんだか自分の、
やっぱり外国人みたいだった
軽井沢に住んでいたおばあちゃんと
完全にシンクロしてしまって
泣けた。
オススメ。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/08/01
- メディア: 文庫
- 購入: 67人 クリック: 1,056回
- この商品を含むブログ (971件) を見る