「西の魔女が死んだ」。

gougejp2007-12-12



バリへ行った時に飛行機の中で
3冊ほど本を読んだのだけど、


書評を書くのをすっかり忘れていたので
しばらくはソレを。


ギリギリ記憶に残ってるうちに・・・



梨木 香歩 著 「西の魔女が死んだ」読了。
★★★★★★★☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、
季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、
まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、
何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、
もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。


旅の途中で読むのにヨサゲな本を探していて、
「西の魔女」なんてちょっとメルヘンチックではあったけど、
あまりの評判の良さに購入。


結局、「西の魔女」はイギリス人である主人公のおばあちゃん
ということがわかって一安心。


しかも内容はホントにすばらしいの一言。



登校拒否とか、差別とか、不審な隣人とか、人の死とか、
すごくリアルな現実が横たわっているのに、


やわらかくて、やさしい文体で
人生において大切なこと
を今いちど思い起こさせてくれる


読んだ後あったかい気持ちでいっぱいになる


そんな本です。



なんだか自分の、
やっぱり外国人みたいだった
軽井沢に住んでいたおばあちゃんと
完全にシンクロしてしまって



泣けた。



オススメ。


西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)