ジェイムス・P・ホーガン 著 「星を継ぐもの」。


ジェイムス・P・ホーガン 著 「星を継ぐもの」 読了。
★★★★★★★☆☆☆


出版社/著者からの内容紹介

星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。
果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。
やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。
ハードSFの新星が一世を風靡した出世作


先日読んだ成毛眞の「本は10冊同時に読め!」でも紹介されていて、
とにかく評判が良かったので購入。


もともと昔SFは好きだったし、タイトルもアタマにあって、
どうしても昔読んだことがあると思ったんだけど
読み終わるまで結局思い出さなかった・・・


ってことは読んだことないんだと思う。


たぶん・・・



中身は1979年に書かれたとは思えないほど
未来(2025年くらいかな)のテクノロジーのことがうまく書かれていて
それほど古臭さは感じない。


そして、月で発見された人間の遺体が、
実は5万年前のものだった、というところから謎が始まり、


次から次へと謎が解けていき、


最後に全ての謎が解けてきれいにおさまる様は、


ほんとに気持ちがイイ。


読み終えた時のなんつうか成し遂げた感、
スッキリ感は抜群です。



言葉ヅカイは結構難しかったり、
SF的な専門用語も多々登場するけど、
(なにより字がちっちゃい!)


ものすごい想像力を試されて
なんだかあたまのストレッチにもなってる気が。



SFが好きな人はもちろん、
そうでない人にもSFの金字塔として読んどいた方がいいかも。


星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)