福田 一郎 著 「ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか」


福田 一郎 著 「ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか」 読了。
★★★★★★☆☆☆☆


内容紹介

ヒ゛ル・ケ゛イツ、シューマッハ、ヘ゛ッカムなど世界の超セレフ゛が別荘を続々購入。
超豪華リソ゛ート、世界地図を模した人工島、高層ヒ゛ルなどの建設ラッシュ…。
なぜ、いまト゛ハ゛イに世界のお金と注目が集まっているのか?
ト゛ハ゛イの繁栄は今後の世界において何を意味するのか?
ト゛ハ゛イ専門コンサルタントがその全貌を解説。


最近バケーションでドバイに行くという話をよく聞くし、
世界唯一の七つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」をはじめ、
とにかく豪華絢爛なリゾートがある、ということで
気になったので購入。


てっきり巨大なオイルダラーの力で強引に都市を作り上げたのかと思いきや、
ドバイでは石油が採れず、
いち早く脱石油を目指し、企業誘致から始め中東のハブ、観光地化へと
しっかりした戦略のものに今の姿を作り上げたことを知ってちょっと驚いた。


今のドバイの姿は本当にすごい。
先にあげた7つ星ホテル、世界一の高層ビル「バージュ・ドバイ」、
海上に浮かぶ別荘地「パーム」、世界地図の形をした人口の島々「ザ・ワールド」。


本当に桁ハズレのお金持ちが集まる世界一の高級リゾート、
そして猛スピードで成長し、その金持ちを生み出していくグローバルなビジネス環境。


地球環境のことを考えると、
24時間365日あらゆる場所を冷房で冷やしているのはどうかと思うし、
なんだか巨大な人間の欲望が経済発展の道を猛烈に突き進んでいくサマは、
いささか怖い気もするけど、


そのエネルギーはすごい。



この本を読んでも、周りをみていても
もはや世界の中心はパシフィック・リムから、
中国を始めインド・パキスタンUAEとか、
30億の市場をかかえる日本より西の世界、


つまりインディアン・リムへシフトしているのを痛烈に感じるなぁ。



しかしなによりも
いち早くドバイに注目し、
家族で移り住み、
次々とビジネスを成功させている著者の先見の明と思い切りとスキルに驚いた。