カーリー・フィオリーナ 著 「私はこうして受付からCEOになった」
カーリー・フィオリーナ 著 「私はこうして受付からCEOになった」 読了。
★★★★★★★☆☆☆
内容紹介
あきらめないで。結果は必ずついてくる
選択肢が複数あるときは、あえて難しいほうに挑む
ばらばらだったチームが、目標に向かって動き出す……
等身大の成長の軌跡は、私たちに勇気をくれる受付からコツコツとキャリアを積み上げ、巨大企業のCEOへ――。
アメリカでも、これほどの大企業で女性がCEOに就くことは珍しい。
しかし女性であるがゆえに注目を集め、メディアの餌食となっていく。
創業家一族の思惑、変化を怖れる取締役陣の裏切り。
そんななか彼女は最後まで、会社のため、従業員のためにベストを尽くした。
その潔さは、静かな感動を呼び起こしている。
同じ業界にいれば知らない人はいない、と思う
元ヒューレットパッカードのCEO、
カーリー・フィオリーナのCEOを更迭されるまでの反省を綴った本。
CompetitorのCEOとして現役時代は数々の悪評を聞いていたし、
かなりの野心家でイヤなヤツなんだろうな、なんて想像していた。
でもこの本を読んで、
彼女は素晴らしい両親に育てられ、
その両親、周りの人の期待に応えようと夢中でがんばった結果、
気づいた時にはHPという巨大な企業のCEOになっていたのだと知った。
もともとのキャリアが受付からだったというのはかなりの驚きだったし。
決して自分が裕福な暮らしをしよう、とか
より大きな権力を手にしよう、とか
そういう雰囲気は一切感じられなかった。
まぁ本人が書いているのだから、
自分に都合の悪いことは書くわけはないけど、
でもやっぱりそういう匂いすらしないというのは
本当のことなんだと思う。
両親が何よりも教養を大切にしていたこと、
フィオリーナがとにかく目の前の仕事をやり遂げることに集中していたこと、
見習いたいと思います。
しかしフィオリーナが来た当初のHP、
うちの会社のこと言ってんのかと思った。
今日もEDS買収のニュースが出ていたけど、
この人が種をまいたからこそ
今のHPの復活劇があったのかな〜
- 作者: カーリー・フィオリーナ
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